海外赴任生活ってどんなものだろう?何となく中高生くらいの時から、漠然と海外で働きたいな~と思っていた時から10年以上経過して、現在アメリカで赴任生活を送っています。
赴任してちょうど1年目に差し掛かる頃ですが、その生活ぶりをメリット・デメリットに分けて、簡単に比較してみたいと思います。
結論としては、「仕事量は格段に増えたが、仕事もプライベートもそれなりに充実しており、待遇の面から考えても総合的に良い」と言えます。
赴任生活のメリット
まずはメリットに関して触れていきます。
1. 個人の裁量が増える
1点目は仕事の裁量です。日本ではイチ平社員であった私が、突如として中間管理職的な役職になります。すると、これまでのような狭く深くといった細部のプレーヤーの仕事より、更に浅く広くといったように、色々な案件をマネージャー的立場から推進する形になります。
より組織に対して影響度のある案件を実行していき、決定権も付与されるので、自身で組織・人を動かすような仕事です。日々忙しく、プレッシャーもありますが、一方で大きなやりがいも感じられるため、日本で働いていた頃とはまた異なった景色が見えるようになります。
2. 高待遇
2点目は待遇です。物価の違いによって単純比較ができませんが、年収はおおよそ赴任前の倍以上です。給料のほかに、私の勤める会社では、家賃・各種保険・車などが会社持ちになるので、その辺りも考慮すると3倍以上になっているかもしれませんね。
いずれにせよ日本で普通に働いていたら、貰えないような額・手当が期待できるのがメリット二つ目です。
3. キャリアアップに繋がる
3点目はキャリアアップに繋がる点です。自社内でのキャリアアップだけでなく、仮に転職活動を見越した場合にも、海外勤務経験は高く評価されるでしょう。また、特に英語圏であれば英語力による評価も期待できます。グローバル化が進む中で、日本だけでなく海外でも働けるのは強みです。
4. プライベートの充実
海外あるあるなのかもしれませんが、海外に出るとあれもこれも珍しく感じます。気軽に旅行に出かけたり、会社の同僚とキャンプやゴルフに出かける人も多いです。私は日本で車をもっていなかったので、車が当たった分、行動範囲が増えている感じです。
赴任生活のデメリット
1. 友人や家族に中々会えない
赴任する国にもよりますが、学生時代の旧友や、実家への帰省など、日本では気軽にできたことが、海外では中々難しい状況になります。(特にアメリカは片道10時間以上かかりますので・・・)
私は単身で赴任してきていますが、時に寂しいと感じる時もあります(笑) そんな時は読書をしたり、ブログを書いてみたり、料理をしてみたり、自分の趣味に没頭するように心掛けています。
2. 仕事が格段に忙しい
私の体感として、赴任前と比べて仕事量が2~3倍になった感覚があります。入社4年目でアメリカに来た訳ですが、最初は分からずだらけで、平日は仕事仕事・・・帰ったらグッタリ、休日も仕事という感じでした。今は慣れた分、幾分かマシになりましたが、それでも月に80時間くらいは残業しているかもしれません。
業務内容は細かいものは除き、大きく分けて本部(日本)とのやり取りと、現地の方と進める案件、の二つになります。派遣員が「本部と現地の板挟みになる」というのはよくある話で、私もそうです。今であれば”OKY(お前が来てやってみろ)”や”OKO(お前もここにおったやろ)”といった派遣員の悲痛な叫びが理解できます。
3. 食生活が偏りがち
異国に行けば、やはり食生活も違いますので、無意識のうちに偏った食生活になってしまいがちです。特に単身・独身の方は注意が必要ですね。器用に作り置きなどをできる人は良いですが、私はどうしてもファストフードを食べがちでした。ここは反省したいところです。
まとめ:赴任生活は大変!でもやりがいに満ち溢れている
今回は赴任生活について、1年の振り返りも兼ねて記事にしてみました。赴任国・会社・職種等によって、色々と景色は異なると思いますが、凡その目安になればと思います。
また数年後に振り返って、色々と付け加えていきたいと思います。